Chapter 01
漫画「ちびまるこ」的な昭和の風景の中で
「素のまんまで、おおらか」な母のもと、のびのびと育つ
自然素材にこだわるマクロビオティックを手がける中島デコだが、意外なことに生まれも育ちも東京だ。「オリンピックの頃までは、世田谷も原っぱや雑木林がたくさんあって、毎日外遊びばかりしていましたよ」。暗くなるまで子どもで群れなして遊び倒し、お腹をすかせて家に帰り夕食と、「ちびまるこ」を地で行く毎日。
仕事一途な父親と、おおらかでいつも明るい母親のもと、4人姉妹の長女としてデコは育った。母親は「食べることが好きで、作るのも上手で手早い人」。「思い浮かべるといつもガハハと笑っているイメージしかない」
高校生の時、雑誌のグラビア写真に出た。「その頃はけっこうきれいだったの(笑)」。校則違反だと学校に母親と一緒に呼び出されたが、母親が「何でも判断はこの子に任せてあります。自分のことは自分で考えて、何でもやりますから安心しているんです」と答えたら、おとがめ無しに。窮屈に枠にはめられることもなく、のびのびと育てられたとデコは振り返る。