高校二年生の夏は冷夏で薄曇りの日も多かった。 夏休み中の部活は時間も長く、まさに根性もののメニューが課せられる。 炎天下での部活動でないだけでどれだけ身体が、いや、こころが喜んだことか、、 それでも、夏休み明けの肌の色は、やはり他のクラスメイトと比べたら異彩を放つ黒光り、、オイルを塗って焼いた小麦色というわけでない、もさっとこげ茶色が沈着しているように、どすがきいていた。 その時思った。 ギラギラの太陽でなくても、薄日でも十分に紫外線は届いていることを。
そんな時間を共有した友だちと、かなり久しぶりに集ったお盆休みのランチタイム。 当時の懐かしい話や近況をお互い過不足なく平均に語り合える心地よさ。 「ナチュラルクエスト、いいよね、こだわりと安心が伝わるよ、、」と口火をきってくれた友人に続いて、それならここもあそこも、、と紹介したいというお店を次々に教えてくれた。日々の生活を真摯に美しく様々な情報を選別して、健やかに過ごしている友人たちのおすすめはとても嬉しかった。
友人の大学時代の同級生で、それはそれは美味しいジャムやバジルペーストを作っている人がいると、おすすめしてくれたのがグランマンマというお店。手づくりの商品には、ペクチン、保存料等、食品添加物が一切添加されていない。 写真は、神楽坂でのマルシェ開催中におじゃました時のものです。
「国産のグレープフルーツはなかなかないわね、、」と思いながらグレープフルーツ・マーマレードの瓶に目がいく。 「グランマンマのコンフィチュール(ジャム)は、農薬不使用で、防腐剤も使わずに生産されるので安心してザクザク皮を刻んで果肉、果汁あわせて煮込みます、、大変な手間がかかりますが、、」 オーナーさんの説明とともに試食させていただく。 果肉の柔らかい甘さのあとにグレープフルーツの酸味、苦みがそのままのフレッシュさを保ち、アロマと共に追ってくる。 グランマンマのオーナーさんは、生産者さんから直接購入してマルシェ等での販売経験もおありなので、鹿児島などの農薬を使用しない農家さんとのパイプがあるとのこと。
「生産物には生産者の個性が出ますよ、、」
グレープフルーツの鹿児島の生産者さんは「好きな物は好き、嫌いな物は嫌い、とにかくはっきりきっぱりされた方」と。
入荷を待ってまもなく仕込む予定というライムのコンフィチュールも、きっとその方の個性そのままに、エッジの際立つ香味が丸ごと瓶に詰め込まれるのだろうな、、
酸いも甘いも噛みしめてきた、この年代になってこそわかるもの、、、を実感した晩夏の一日だった。

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グランマンマ、オーナーの名刺の裏に書かれた、手づくりの瓶詰たちです。
<挑戦する瓶詰屋 グランマンマ> ホームページ:http://www.grandmamma.jp/